実施責任者及び再生医療等を行う医師又は歯科医師の略歴書

本稿では、再生医療等提供計画の添付文書の一つである、「実施責任者及び再生医療等を行う医師又は歯科医師の氏名、所属、役職、略歴(研究に関する実績がある場合には、当該実績を含む。)を記載した書類」の作成方法について説明させていただきます。

この略歴書には、以下の事項をA4用紙1~2枚に記載することとされています。

  • 学歴
  • 職歴
  • 資格(医師・歯科医師免許取得日、医籍番号など)
  • 職歴
  • (研究に関する実績がある場合は)研究実績

この中で特に重要なのは、臨床経験です。

現在、提供する再生医療等に関する臨床経験については必ず記載するように指導が行われており、この記載がないと受理されません。

絶対に提供する再生医療等に関する臨床経験がなければならないというわけではないのですが、臨床経験が無い場合でも、その旨を記載しなければなりません。

ちなみに、提供する再生医療等に関する臨床経験は必須というわけではありませんが、再生医療等を行う医師の適格性を判断する上で非常に重要な判断要素になります。

提供する再生医療等に関する臨床経験が無い場合は、提供する再生医療等に関する勉強会やトレーニングを受講しているなど、実際に行った経験が無くても必要な知識などを有していることを証明できることが求められるかと思います。

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